先日起こった暴落の原因である『SQ』をご存知でしょうか。また歴史的な日本株式市場の暴落のほとんどがこの『SQ』が関わっているのもまた事実です。

機関投資家はこのSQを目処に大きな動きを仕掛ける事があります。そしてその大きな力で個人投資家の利益を簡単に奪っていくという様な事も頻繁に起こります。

日本の株式市場の売買代金は多くて3兆円です。海外の機関投資家が売り仕掛けをしてこれば簡単に市場は暴落させられるのです。そして彼らはこのSQを目掛けて大きく売り崩してきます。

本日はこのSQについての記事を書いていきます。この『SQ』を理解する事で、投資で想定以上の損をしないだけでなく、SQの流れを感じて、その大きな波に乗る事もできるようになります。

■目次

  • SQとは
  • SQ日はいつか?
  • SQ値が決まる時間とSQ値の決まり方
  • SQ日の現物株の動き
  • まとめ

【SQとは】

SQとは、Special Quotationの略語で、「特別清算指数」と呼ばれます。

現物市場で株式を売買する場合、購入してから決済するまで何年も保有し続けることが可能ですが、先物取引やオプション取引では、ある期日までに必ず決済しなければいけない「決済期日」が決められています。

決済期日までに反対売買(「買い」でエントリーした場合は「売り」、「空売り」でエントリーした場合は「買い戻し」)を行わなければ、決済期日の翌日の価格で強制的に決済されてしまいます。

この決済期日の翌日のことを「SQ日」決済される価格のことを「SQ値」と呼んでいます。

このSQのタイミングとその付近はオプション取引や先物取引の強制的な売り買いが発生する為出来高が高く値動きが活発になります。

【SQ日はいつか?】

SQ日は先物の決済、オプション取引の2種類あります。

先物取引のSQ日 ➡︎3の倍数月『3・6・9・12月』の第2金曜日

◆オプション取引のSQ日 ➡︎毎月の第2金曜日

オプション取引は先物取引と違って、SQ日が毎月あります

◆メジャーSQとマイナーSQ

このオプション取引と先物取引が強制決済されるSQ日にも強弱があります。

先物取引のSQ日は3の倍数月の第2金曜日、オプション取引のSQ日は毎月の第2金曜日なです。詰まり、先物取引とオプション取引のSQ日が重なる日が出てきます。

このSQ日が先物取引とオプション取引の決済が重なる日のことを『メジャーSQ』、重ならない日のことを『マイナーSQ』と呼びます。

先物取引のSQ日である3の倍数の月の第2金曜日をメジャーSQそれ以外の月の第2金曜日をマイナーSQとなります。特徴としてはメジャーSQの方が、マイナーSQに比べ大きな力を持ちます。

SQ日は通常の取引日に比べ、出来高が高い特徴がありますが、メジャーSQは特に大きな値動きが起こりる為、うまくその波に乗れれば大きな利益を出せますが、当然損失を被りやすくなりますので注意が必要です。

【SQ値が決まる時間とSQ値の決まり方】

「SQ値」前述した通り、自動決済される価格になります。この最も重要な価格はいつどの様な基準で決まるのでしょうか。

例えば、日経225構成銘柄の始値(はじめね)を元に算出しますが、「日経平均株価」の始値とは異なります。

「日経平均株価」の始値は、9時0分15秒の時点で日経225構成銘柄の始値を元に算出しますが、すべての銘柄がこの時点までに寄り付くとは限りません。その場合には気配値等を用いて算出します。

一方「SQ値」は、日経225構成銘柄がすべて寄り付いた後に算出するため、必ずしも前場の開始直後に確定するとは限らず、場合によっては後場に確定する可能性があります。
また「日経平均株価」の値と多少乖離してしまう事もあります。

日経平均9時の時点での225銘柄の始値(寄付かなかった場合は気配値)から算出

SQ値 SQ日の日経平均採用の225銘柄の始値(寄付)の平均から算出

【SQ日の現物株の値動き】

先ほどの説明で、SQ値は現物株の価格をもとに算出しているのが分かったと思いますが、これが、現物株の値動きとどう関係してくるのか具体的に説明しています。

例えば、現物を1,000円で買い、先物を1,200円で空売りしているとします。

そして、SQ日に現物を寄付きで成行決済します(先物は何もしなくても強制決済されます)。その場合、現物の始値とSQ値はほぼ同じ価格になりますので、現物と先物が同じ価格で決済される事になります。

もし、決済価格が800円になった場合下記の様な利益になります。

◆現物:『800円で決済』 -『1,000円で買い』 =『200円の損失』

◆先物:『1,200円で空売り』-『800円で買い戻し』=『400円の利益』

詰まり、合計で200円の利益となります。

このような、現物と先物・オプションの価格差を利用して利益を出す売買手法を「裁定取引」と言います。

SQ日付近では、裁定取引や裁定取引に関連する値動きを利用した売買などが行われるため、現物株にも影響が出ます。

また、その他にも機関投資家などは、自分が保有(エントリー)している先物やオプションの利益を出す為に、目標としている株価にその商品価格を到達させたいのです。

買い手の思惑はSQ値をなるべく高いものに引き上げようとし、

反対に売り手の思惑SQ値を低いものに引き下げようという目論みがあるのです。

つまり、機関投資家を筆頭とした先物やオプション取引の参加者は、自分の利益を最大化させる為、更なる現物の売り仕掛けや、大幅な買い支えなどがSQ日前に起こるのです。

この『SQ日』『SQ値』はオプションや先物を保有している投資家たちの目標値があり、その目標を狙った攻防が活発化する期間という事です。

また、裏を返せば、このSQ日を過ぎれば今まで続いていた攻防が収まる為、トレンドが変わり易い特徴もあります。

例えば、つい最近の菅前総理の辞任・岸田内閣発足・SQ日までの日経平均株価の流れを見ていきます。

菅前総理の辞任までの日経平均株価はイケイケどんどんの流れがありました。バブル以後の最高値を更新し、日本の株式市場は期待に溢れていました。

しかし、当然株式市場は調整を入れる必要があります。

そのタイミングが菅前総理の辞任と岸田内閣発足、アメリカのテーパリングや金利上昇などのファンダメンタル的な要素、そして10月8日のメジャーSQ日に重なるこのタイミングであったのだと私は考えています。

機関投資家からすれば、空売りを仕掛けやすいタイミングが目の前に落ちてきたのです。

岸田新総理の政権への不信感や、日本経済の不透明感を逆手に取り機関投資家は売り仕掛けをしてきたと考える事ができるのではないでしょうか。

メジャーSQが終わった今のタイミングから上昇トレンドが再開すると私はみています。皆さんはどの様にお考えですか?

オプション取引についての詳しい内容については過去に記事を書いているので、是非読んでみてください。

【まとめ】

これまでの説明で、SQ日付近ではいろいろな思惑から売買がふくらみ、通常とは異なる値動きをする可能性がある事が分かってきたと思います。

特に日経平均の先物やオプション、日経平均株価に採用されている株の値動きがとても活発になります。

個別株の中では、日経平均構成銘柄の中でも寄与度が高い(与える影響が高い)銘柄は要注意です。

ファーストリテイリング、東京エレクトロン、ソフトバンクといった銘柄の動きは先物の価格に大きく起因します。この為、先物やオプション価格を動かすために買われる・売られることが多いのが特徴です。

またこのSQ日に近くにつれて変化する機関投資家の動きを把握する事で大まかな市場の目論見がわかる様になります。機関投資家の市場での力は絶大です。それを味方に付けることで利益を出す事につながります。

投資に影響する情報は日々大量に生産されています。様々な情報の中から、重要度の濃淡を自分でつけて理解し、本質的な情報を論理的に組み立てて情報処理を行い、それを元にしたシナリオを立てていく事をお勧めします。

是非この情報を実践で使って見てください。

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