
◆配当とは?
まず初めに、当たり前ですが、株式投資には配当というものがあります。
これはインカムゲインとも呼ばれ、株式投資の最大の旨味の一つです。
これを狙う場合、中長期で投資を行う場合がほとんどです。

さて、そもそも配当とは、なんなのかを皆さんはご存じでしょうか?

配当とは…会社が稼いだ利益の中から、株主が直接受け取れる、利益の分け前を指します。

ちなみにですが、配当を出している会社のほとんどは、社員の給料を上げる事に比べて、株主への配当を上げる事に、モチベーションがあり、注力をしている会社が多いのが事実です。悲しいですね。

つまるところ、『配当』をまとめると、企業の株を保有している人(=株主)に対して、”企業の利益の一部を現金で配布するもの”ということになります。

株を買う=企業のオーナーになることができるため、会社が利益を上げれば持っている株に応じて、分け前を受け取ることができるのです。もちろん配当がある会社と、無い会社が様々存在しますし、配当がある会社の中にも、年間15%の配当を受けることができる会社など、大盤振る舞いな会社も存在します。

また、この配当金は会社の業績によって、増えたり減ったりすることがありますが、比較的着実に利益を得られる方法の一つです。
配当がない会社も世の中には数多く存在し、その理由は様々ですが、
例えば、業績が悪い企業は当然株主に回す利益に余裕がないため、配当金を出すことはありません。

また、ベンチャー企業、ハイテク企業、IT企業などは、
たとえ利益が出ても新規事業の資金に回すことが多い業種のため、
配当金を出さないところが、多い傾向があります。

もしあなたが、配当金を受け取りたいが為に、投資を行うのであれば、
投資する企業の将来の業績が悪化しそうにないか、
また、配当を実施しているのかを、
事前によく調べて確認してから投資をするようにしましょう。
◆権利落ち日は株価が下がる

このような、配当や株主優待を得ることができる期日の前のタームには、多くの投資家が、権利付き最終日を目指して株を買う傾向が見られます。
一方で、権利が得られた翌日を『権利落ち日』と言いますが、
この日は、配当金や株主優待目当ての投資家が株を売ってしまうため、株価は下落する傾向があります。
もし、本当に配当や株主優待の内容が魅力的だと思うのであれば、株価の短期的な動きを気にせずに、長期で株を、資産として持つ意気込みで、取引を行う事が一般的です。

しかし、値上がり益がメインの投資目的で、
配当益や株主投資をおまけと考えるトレーダーの方であれば、
権利付き最終日直前に株を買うのは、
損をすることになるので避けましょう。
◆権利落ち日を利用した空売り

ここまでが、配当についての基礎知識です。
ここから頭を使って考えていきましょう。
先ほど、私は、権利落ち日は、株価が下がると申し上げました。
ここまでで私の動画を見ていただいた方のなかには、『権利付き最終日に空売りをして、下がったところで買戻しをすれば利益がでるのではないか」と思われた方も多いのではないでしょうか。
ここの考察をしていきます。
実際のところ、結論から言えば、確かに利益は出ます。

しかし、注意をしなければいけないことがあります。
それは、もし期日前に空売りポジションを保有している場合、空売りしている分の配当金を、あなた自身が支払わなければなりません。
空売りをするということは、その株をあなたが売り出しているのです。
あなたが配当を、買い手に対して払わなければいけないのです。

つまり、空売りをしている場合の利益と損益については通常の株取引の場合とは少し異なる為、次のことを理解しておく必要があります。

①、売却益<支払う配当金の場合=損失が出る。
②、売却益>支払う配当金の場合=利益が出る。
このように、その権利落ち日までの下落が、配当金に対して、
大きいのか、小さいのかを、考慮する必要があるのです。
もちろん、その権利落ち日の下落率を推測して、
それを当てることのできる人間など存在しません。
悲しいことに、トレードの世界は、やっぱり楽して勝てるものでは無いのです。
◆権利落ち日を利用した空売りは確かに儲かりますが、注意も必要です。

これらの株式市場特有の値動きをする、「権利落ち日」「権利確定日」「権利付き最終日」の3つをまとめていきます。
権利確定日。

権利確定日とは、企業の決算日のことです。詳細な日時は企業によって様々です。権利確定日に株主でいることで、配当金と株主優待を手に入れることができます。
権利付き最終日。

権利付き最終日とは、権利確定日の3営業日前のことです。
この日に株主でいることで、権利確定日に株主名簿に名前が記載されます。
配当金と株主優待を受け取るためには、権利付き最終日に株主でいることが必須の条件になります。
・権利落ち日。

権利落ち日とは、権利付き最終日の翌日の事です。
この日に株主になっても配当金や株主優待を受け取ることはできないですし、下落圧力にやられてしまう可能性がとても大きく、ダブルパンチでダメージを受けてしまうので注意してください。

いかがだったでしょうか。
なぜ私が、この動画を出しているのかについても、是非考えてみてください。
この動画を見て、知識を丸暗記しても、何も価値は生まれません。
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