【知らなきゃヤバい大人の常識】チャートを読み解く方法〜ローソク足と時間足編〜

【知らなきゃヤバい大人の常識】チャートを読み解く方法〜ローソク足と時間足編〜

経済ニュース等でよく見るこの経済指標や株価や為替のチャートの見方を子供に説明できますか?

おそらく大人でもなんとなくでしか理解していない人も多いのではないでしょうか。そしてあまり株価の値動きを気にしていない人が大多数なのではないでしょうか。

現在の相場は金融相場と言い、株や不動産などの金融資産を保有している人は、資産が劇的に増加するフェーズです。それはコロナウイルスによる世界的な経済危機に対する金融政策の世界の同時金融緩和が要因です。この様な事が起こる際には、現金でのみ資産を保有している人と、金融資産を持っている人とでは格差が大きく広がっていきます。

昨今の格差の急激な広がりは、単純に言えば金融資産を『持っている者』と『持たざる者』の格差である事が少なからず言えます。

この格差を広げている要因となっている金融市場や相場を理解する為には少なからずチャートの理解が必須になります。 また、チャートを読める様になれば、フィルターのかかりまくった日本のニュースの裏側も予測できる様になります。

本日のこの記事を読めば完璧にチャートを読む事ができる様になります。

■目次

  • チャートとは
  • ローソク足とは
  • ローソク足の見方
  • 時間足とは
  • 時間足の読み方
  • まとめ
【チャートとは】

まずは、そもそも株価や為替のチャートとは何なのかを見ていきましょう。

チャートとは、グラフや図式のことです。株価チャートは、一定期間の株価の推移をグラフ化し、数値だけではイメージしにくいものを視覚的に分かりやすくしたものです。

株価チャートは、現在の株価が高いのか安いのかの判断や、今後の株価の値動きの予想を行う際に用いられます。この様にチャートを使って、株や為替の分析を行う事を「チャート分析」と呼びます。

下の画像は日経平均株価の価格の推移を表したチャートになります。1950年から2021年9月までの日経平均株価の推移を示しています。

時間足は1ヶ月足で表記しています。

NIKKEI 225(1950〜202109)/1m

次に同じ日経平均株価を2017年から2021年9月までを1週間足で示した場合は下の様なチャートになります。

NIKKEI225(2016〜202109)/1w

よく見るとある一部分が拡大されている事がわかると思います。この様に時間軸を変化させて見ることによって価格の推移を分析する事ができるのです。

先に示した株価チャートは、「ローソク足(1本で一定期間の値動きを表した図)」で表したチャートになります。このローソク足には必要な株価の値動きの情報が詰まっているのです。

【ローソク足とは】
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ローソク足とは江戸時代に米商人・本間宗久によって考案された日本発祥のテクニカル分析で、現在ローソク足は世界中の投資家にも使われるようになっています。

形がローソクのような形をしている為このように名付けられています。

 1本のローソクで4本の値(始値・高値・安値・終値)の情報を知る事ができます。体得すればそのチャートの時間足の動きを一瞬で把握する事ができ、値動きが視覚的にわかるようになります。

◆始値(はじめね):一定期間において、最初に取引された価格

◆終値(おわりね):一定期間において、最後に取引された価格

◆高値(たかね) :一定期間において、最も高く取引された価格

◆安値(やすね) :一定期間において、最も安く取引された価格

■陰線と陽線

 始値に対し終値が安い物を「陰線」、始値に対して終値が高い物を「陽線」といいます。上昇相場では陽線が多くなり、下降相場では陰線が多くなります。

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■実体とヒゲ

ローソク足の①‐④の□内をベタ塗を胴体と言い、陽線の②‐④(陰線①‐②)で表記している胴体の上から高値まで引いた線を「上ヒゲ」、陽線①‐③(陰線②‐④)の胴体から下に安値まで引いた線を「下ヒゲ」といいます。ヒゲのついていないローソク足(①‐④のみ髭無し)は「丸坊主」といいます。
丸坊主の場合、強いトレンドを表すことが多いです。

ヒゲを伴う線は実体の長さで大まかな強さのニュアンスをみます。実体部分が長ければ長いほど、値動きの勢いが強い事を表します。

 ローソク足を見て実際の、【始値・高値・安値・終値】を判断します。大まかな次の値動きが想像できます。

◆上昇:価格が上昇しやすい状態

・始値と最安値が同じで終値と最高値が同じ陽線の坊主

・始値より最安値が安く、終値が最高値の陽線(下ひげが長ければ長いほど上昇しやすい)

◆迷い:市場に流れがなくどっちつかずの状態

・始値と終値が同価格での上髭下髭が発生している陰線または陽線

◆下落:価格が下落しやすい状態

・始値と最高値が同じで終値と最安値が同じ陰線の坊主

・始値より最高値が高く、終値が最安値の陰線(下ひげが長ければ長いほど下落しやすい)

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【ローソク足2本のトレンド予測】

ローソク足は単一のままでも意味を持っていますが、二本の組み合わせを理解すると、より高い確率でどう動くかを予想できるようになります。
下記では代表的な一例を紹介します。

【1】不連続線(窓)

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不連続線不連続線とは二本のローソク足が値をとばし並んでいるものです。
 この二本のローソク足の空間を「窓」と言います。窓はその時点における人気の片寄りを示しています。そのため窓は長大陽線、長大陰線と同様の意味を持ち、相場の転機によく現れます。

 上昇相場では「押しは窓まで」、下降相場では「戻りは窓まで」とよく言われます。
 株価の押し目、戻りは窓を埋めるところまでという意味です。利用度の高い格言として覚えておきましょう。

FXの相場でこの窓が見られた場合により効果を発揮します。

 よく月曜のFX相場は、午前7時にこの窓が開いている事があります。窓は開けっ放しは良く無いですよね?なので多くのトレーダーはその窓を締めにかかるのです。その投資家の常識を使えばと高確率で利益を出す事ができます。

 早起きは三文の徳って言いますよね?この窓閉めの手法は本当に3文以上を出せる確率が高い手法です。

【2】はらみ足

 比較的大きい陰・陽線に小さい陰・陽線がすっぽりおさまっている型を「はらみ」と言います。これはトレンドが、一服するところで現れる型の代表です。
 小さな陰・陽線のかわりに「寄引同事線」が高値で出現すれば天井、下値で出現すれば底の確認になることが多いと言われています。

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【3】つつみ足

はらみ足とは逆で小さな陰・陽線のあとに、この陰・陽線をつつむ大きな陰・陽線が続く型です。
 高値圏でのつつみは天井暗示、安値圏でのつつみは底値暗示となります。
 小陰陽線が寄引同時線の場合は、より信頼度が高まると言えます。

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上記はあくまでも一例であり、他にも様々な特徴のあるローソク足の形があります。是非調べてみてください。

【時間足とは】

■時間足とは

先ほど説明したローソク足は、”ある一定期間”の始値・終値・高値・安値が示されたものになります。つまりこの”ある一定期間”は変更する事ができます。

時間足とは”1本のロウソク足を何分で描くのか”という事を表したものです。

例えば5分足を設定した場合、中央の太い管は、5分間で動いた始値と終値を示しており、両端はそこから外れた最高値と最安値を示しています。

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「日足」であれば1日の間の値動きを表し、1日に1本だけ作成されます。このローソク足の時間足が立て続けに並ぶことで、FXや株価の値動きのグラフを作っています。

■時間足の種類

FXや株価の時間足は短いものから長いものまで様々ありま。FX会社やアプリにより指定できる時間の数は異なりますが、主に以下のような種類があります。

• 1分足 • 5分足 • 15分足 • 30分足 • 1時間足 • 4時間足 • 日足 • 週足 • 月足

選んだ時間足によって、値動きやトレンドのタイミングなども異なります。

日足の場合はローソク1本が1時間足24本分まとまった値になっており、週足の1本のローソクは5日分の日足がまとまった値になります。時間足が短ければ短期投資、時間足が長ければ長期投資に向いた形と言えます。

【時間足の読み方】

■長い時間足から短い時間足をみる

株式やFXの時間足は、長い時間足から短い時間足の順に見る事が何よりも大切です。長い時間足は短い時間足をまとめた形なので、長期的な見通しを立てやすくなります。

たとえ5分足で上昇トレンドでも、日足などの長いほうで下降トレンドが続けば、買いポジションには向きません。

時間足の力関係としては、短い時間足<長い時間足 となります。5分足のトレンドよりも1時間足のトレンド、日足のトレンドの方が強いトレンドであるという事です。

デイトレードのような短期取引をしていても、長い時間足で長期的な相場を先に確認してから、短い時間足を確かめる事が大切です。

■マルチタイムフレーム分析

トレンドを分析する方法をマルチタイムフレーム分析と言います。これは複数の時間足を見ながら、株やFXのトレンドを分析する方法です。

このマルチタイムフレーム分析は短期から長期までトレードスタイルを問わずに使えます。

まず、株式投資やFXにおける自身のトレードスタイルに合わせて、ベースの時間足を1つ決めましょう。短期トレードなら5~15分、長期トレードなら4時間~日足がおすすめです。

決定したベースの時間軸を基軸に、それより長期の時間足で大まかなトレンドを見ながら、短い時間足で細かい値動きを見ていくのが一般的です。

長い時間足で大まかな長期的な市場動向をチェックしつつ、好きな時間足で詳細な値動きを見るとよいでしょう。

【まとめ】

以上がローソク足と時間足の基礎知識になります。これらを把握し理解する事で、投資未経験の方はハードルがかなり下がりますし、経験者の方はトレードの質が変わるのではないでしょうか?

これらの基礎知識を応用していき利益を出す方法や、実際に私が使っている手法も今後このブログに記載していきますのでぜひ楽しみにしていて下さい。必ず有料級の知識になります。

今回の記事が為になった方はイイねとSNSのフォローを宜しくお願いいたします。

それではまた次回!

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