【ローソク足完全ガイド】弱気反転シグナルと見つけ方

【ローソク足完全ガイド】弱気反転シグナルと見つけ方

この章ではローソク足の弱気の反転シグナルについて記載していきます。

株価や為替は上昇する時はゆっくり上がり、下がる時は急激に下がる特徴がある事をご存知でしょうか。このような事が起こる最大の理由は人間の感情に起因すると言われています。

つまり弱気の反転シグナルを認識し今後下落する可能性が高いパターンを会得する事ができれば、自ずと期待値の高いトレードができるのです。

今回は下落の予兆とも取れる弱気の反転シグナルについてお伝えします。

【弱気な反転のローソク足パターン】


ローソク足の弱気転換パターンは、売り手が一時的に主導権を握っていることを意味します。

同様に、このようなパターンを見つけたからといって、すぐにショートをするべきというわけではありません。なぜなら、このパターン単体ではトレードに「エッジ」を提供しないからです。

しかしながら、このローソク足の反転パターンは他のツールを組み合わせることで、高い確率で売買の値動きの圧力を感じる事ができます。

まず初めに、5つの弱気転換のローソク足パターンをご紹介します。

  • 流れ星
  • 弱気の包み足
  • ダーククラウドカバー(はらみ足)
  • 毛抜き天井
  • イブニングスター

◆流れ星

流れ星は、価格が上昇した後に形成されるローソク足単体の弱気の反転パターンです。

この『流れ星』を認識する方法は次のとおりです。

・実体の下部に影がほとんどない
・実体がレンジの下1/4に位置する。
・上側の影が胴体の2~3倍の長さである。

この流れ星が出現する意味について考えていきます。

  1. 相場が始まると、買い手が主導権を握り、価格を上昇させます。
  2. 買いのクライマックスで、大きな売り圧力がかかり、価格を強引に押し下げた事を意味します。
  3. 売り圧力が強すぎて、始値を下回って引けました。

流れ星が出現するという事は、高値掴みの拒否反応を示す弱気な反転シグナルになるという事です。この流れ星は、最も有名な弱気ローソク足パターンです。

しかし、この流れ星を見たからと言って、すぐにトレンドが反転するわけではありません。トレードがうまくいく確率を上げるためには他の記事でご説明します。

◆弱気の包み足

弱気の包み足は、価格が上昇した後に形成される(2本の)弱気の反転ローソク足パターンです。

見分け方は以下の通りです。

・1本目のローソク足が強気(陽線)の終値で終了します。
・2本目のロウソクの本体は完全に(影を考慮に入れずに)最初のキャンドル本体を包みます。
・2本目のキャンドルは弱気の陰線で閉じます。


この弱気の包み足の出現する意味を考えていきます。

  1. 最初のろうそくでは、その期間中に強気の陽線で閉じたので買い手がコントロールした事を意味します。
  2. 2番目のろうそくでは、強い売り圧力が前のろうそくの安値を下回っている事を示します。つまり、後半にかけて売り手が相場をコントロールしたことを意味します。

つまり、弱気の包み足パターンは、売り手が買い手を後半にかけて圧倒し、主導権を握ったことを意味するのです。

ダーククラウドカバー(はらみ足)

ダーククラウドカバー(はらみ足)は、価格が上昇した後に形成される(2本のローソク足)反転ローソク足パターンです。

弱気の包み足が直前のローソク足より下で価格を修了するのとは異なり、ダーク・クラウド・カバーは直前のローソク足の内側で閉じます。

したがって、強さの点では、ダーククラウドカバー(はらみ足)は弱気の包み足に比べて下落圧力は強くはありません。

その見分け方は以下の通りです。

・1本目のローソク足が強気の陽線で終値をつけます。
・2本目のローソク足が1本目のローソク足の半分を越えて閉じます。
・2本目のローソク足が弱気の陰線で終了します

このダーククラウドカバー(はらみ足)が出現した場合の意味を見ていきます。

  1. 最初のローソク足は、期間中の高値で取引を終えたため、買い手が主導権を握っていた事を意味します。
  2. 2番目のキャンドルで、売り圧力が新しく参入し、売り圧力に負けてしまい始めた事を意味します。前ローソク足の実体の50%以上閉鎖 したという事は、周りの売り圧力があることを意味します。

前回の記事で紹介したピアスを反対にした形です。

このダーククラウド(はらみ足)は、最も人気のある弱気のローソク足パターンではありませんが、適切に使用する事ができればとても効果的に使う事ができます。

◆ツイーザートップ(毛抜き天井)

ツイーザートップは、価格が上昇した後に発生する(2本のローソク)反転のローソク足パターンです。

その見分け方は以下の通りです。

・1本目のローソク足が高値の拒否を示します。
・2番目のキャンドルは、前のろうそくの高値を再びテストし、より低い価格で引けます。


ツイーザートップ(毛抜き天井)の発生の意味を見てみます。

  1. 最初のローソク足では、買い手が価格を押し上げ、売り圧力に直面しました。
  2. 2本目のローソク足では、買い手が再び価格を押し上げようとしたが失敗し、最終的に強い売り圧力に圧倒され売り手が市場をコントロールしました

要するに、ツイーザー・トップは、市場が(2回の試行の後)上昇する事ができず、売り圧力に支配コントロールされている為、下落に向かう可能性があることを示しています。

明けの明星

明けの明星は、価格が上昇した後に形成される(3本の)弱気な反転のローソク足パターンです。

見分け方は以下の通りです。

・最初のローソク足は、強気の陽線でクローズします。
・2本目のローソク足は、小さな範囲で値動きをし、方向感の迷いを示します。
・3本目のローソク足は、弱気な陰線でクローズします。

そして、これが宵の明星の意味になります。

  1. 最初のローソク足は大陽線で修了していることから、買い手が市場をコントロールした事を意味します。
  2. 2番目のローソク足では、売りと買いの圧力が均衡しているため、市場に対し値動きが優柔不断である事を意味します。(ローソクの範囲が小さい理由)
  3. 3本目のローソク足では、陰線が出現することから、売り方が勝利し下落圧力がかかって引けたことを意味します。

つまり、宵の明星は、買い手が疲弊し、売り手が一時的に優勢になったことを意味しているのです。

【高確率で弱気な反転シグナルを見つける方法】

ここまで読んで頂いた、あなたは様々な弱気の反転のローソク足パターンを学び知識を得る事ができました。

それでは、さらに一歩進んで、それを使って高確率で取引できるセットアップを識別する方法を学びましょう。

その方法は以下の通りです。

  1. 市場が下降トレンドにある場合、抵抗線(レジスタンス)に向かう引き戻しを待ちます。
  2. 抵抗線に向かう引き戻しが起こった場合、弱気の反転のローソク足パターンの出現を待ちます。
  3. もし、ローソク足が反転したら、その大きさが以前のローソク足より大きいことを確認してください(強い拒絶反応を示す)。
  4. 強い反発があった場合、次のローソク足でショートを打ち込みます

最後に、ケーススタディを見ていきます。次のとおりです。

◆弱気の包み足

◆流れ星

これらはもちろん、負けてしまうパターンのトレードもあり、これは「聖杯」ではないのでご注意ください。

以上がローソク足の弱気の反転シグナルパターンになります。前回の記事とまとめて是非見返せるようにしてみて下さい。

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